トップページへ戻る
今熊神社

 今熊山と今熊神社は、江戸時代より「関東のよばわり山」といわれ、行方不明者を探す人々の信仰を集め、関東有数の霊山として繁栄した歴史を持っています。今熊神社は昭和17年、山頂の御本殿が焼失し、昭和51年に現在地に再建されました。権現造りの美しい遥拝殿は八王子市川口地区の総鎮守にふさわしいものです。
 今熊山は海抜505メートルでツバキ、モミ、ブナ(イヌブナ)などの貴重な植生を有しています。春にはミツバツツジが美しく山腹を彩ります。金剛の滝は落差約12メートルで、冬期は結氷の輝きが見られます。周辺にはマルバスミレ、ホウチャクソウ、サラシナショウマ、イワタバコ、ハグロソウなどの野草も多く見られます。また渓谷にはヒダサンショウウオ、ナガレタゴガエルなどの両生類が生息しています。
 今熊神社に伝わる伝統獅子舞は大変に見事なもので、八王子市の無形文化財に指定されています。
今熊神社にまつわる呼ばわり山伝説とはおよそ次ぎのような伝承によるものです。
遠く、安閑天皇の御世に、皇后が行方不明になった時、天皇の夢にお告げがありました。武蔵の国、今熊神社に祈願すれば、皇后はたちどころに現れるというものでした。直ちに勅使が武蔵の国に下向し、今熊神社に祈願したところ、夢のお告げ通りに皇后が見つかったと伝えています。この神社では今も行方不明者の探索祈願が行われています。

 川口の自然を守る会 最終更新 2015−05−29
荘厳な武州今熊神社遥拝殿 背後の山が今熊山
2015年4月9日現在 やや最盛期を過ぎています
今熊神社のミツバツツジは約1500株、4月の第2週頃に満開となり、山肌一面を覆い、見事な景観を呈します。本サイトでは、4月初めより、開花状況をお伝えします

 京王八王子駅よりバス乗り場B又はJR八王子駅北口バス乗り場Fより今熊行きに乗り終点下車徒歩20分。
又は同所より川口経由武蔵五日市駅行きに乗り今熊下車
家族連れに好適
神社への道路、駐車場、トイレなどの整備が進み、今熊登山とあわせて楽しく過ごすことが出来ます。
花に染まる春の今熊神社境内
山腹を彩るミツバツツジ
暴れ獅子の異名をとる今熊神社獅子舞は素朴且つ勇壮、地に這い、宙に舞う 八王子市指定文化財
山頂の御本殿 今熊神社中興の祖 別当鳳明像(右) 御本殿裏
今熊山金剛ノ滝 女滝、冬季は氷結する.。透き通る清らかな水と氷に心が清められる
氷結した金剛の滝(雄滝)落差12メートル 八王子第一の大滝  滝を見下ろす不動明王
トップページへ戻る