クロムヨウラン
クロムヨウランが初めて東京都で発見されたのは天合峰です。
私はこの植物を”黒無葉蘭”と覚えることにしています。黒い茎や種子で黒、葉が無く光合成をせず、枯れ枝などに寄生して養分を取るので無葉、ランの一種なので蘭というわけです。正しい呼名の由来は洋名のクロムから来ているようです。クロムヨウランは暖地系のランと考えられていたようですが、最近では東京の里山・天合峰にたくさん見られるほか、北関東や東北南部でも見つかっているようです。東京都で存在が確認されているのは川口丘陵の天合峰と加住丘陵の一部です。最近多摩丘陵や高尾山などでも発見されました。
腐食した木の枝などに寄生し、その養分を摂取するため、光合成はしません。したがって葉はありません。日光も必要ないので、成熟した森や林の林床のヒサカキの下などに良く見られます。
ラン科 ムヨウラン属 学名 Lecanorchis nigricans
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川口の自然を守る会 最終更新 2015−10−12 |
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